- 2026/03/31
- KAWABEの豆知識!
- ブログ

今回は、当社にとってなくてはならない「糸を染める工程」について、
皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。
皆さんは、染色工程にはさまざまな手法があるのをご存知でしょうか?
糸染め、棉染め、反染め、製品染めなど、多くの方法があります。
その中でも今回は、繊維業界において非常にスタンダードな染色方式である糸染めの
「チーズ染色」についてご紹介します。
■チーズ染色工程
①チーズ巻き(ワインディング)
糸を染色用のボビンに巻替える工程です。
例えば番手30/1クラスの糸であれば1kg巻き上げるのに約1時間半かかります。
②ビーカー(色合わせ)
染めたい色を数値化し、染料を調合します。
専用の測色機を使い、要望された色にかぎりなく近づけていきます。
ここが「色の精度」を左右する非常に重要な工程です。

③染色いよいよ染色工程です。
素材や色の濃さによって時間は異なりますが、淡色:約3.5時間 中色:約5時間 濃色:約7.5時間 と、想像以上に時間がかります。

④脱水
染色後の糸は水分を含み、重量は約3倍(1kg→約3kg)になります。
脱水することで、約1.2kg程度まで水分を落としていきます。

⑤乾燥
急がずゆっくりと。糸に負担をかけないよう時間をかけて乾燥させます。
この工程の丁寧さが、最終的な風合いや品質に大きく影響します。

⑥検査
最後は品質チェック。色落ちしないか(堅牢度)など、厳しく検査されます。
⑦検査を終えた糸は再度巻き上げられ、丁寧に梱包されて出荷されます。

生成(染める前の糸)から製品になるまで、これだけの工程と時間がかかっていること、少しイメージして頂けたでしょうか?普段何気なく目にしている製品の”色”の裏側には、こうした地道で丁寧な工程と、多くの人の技術・想いが詰まっています。
KAWABEはこれからも染色工場の皆さんとともに、日本の生活を少しでも豊かに、
そして華やかにできるよう一歩ずつ前進していきます。
今後ともよろしくお願いいたします。